雨がぽしゃぽしゃふってゐます。
（宮沢賢治 『春と修羅』 補遺 手簡）

今日も明日も雨。でも、今日の雨は昨日の雨とは違い、今の雨はさっきの雨とも違う。休みの日に窓からぼんやり眺める小雨。会社へ向かう朝、傘の下で聞く疎雨のリズム。正装して出かけなければならない日の恨めしい土砂降り。

ぽつぽつ、しとしと、ぱらぱら、ざあざあ。
日本語には、雨音を表すオノマトペがたくさん存在します。いま降っている雨は、どんな音がしますか？その日のその場所のあなたに聞こえる雨を、擬音語で表現したとしたら？ぴったりの「音」が見つけられたら、雨の日が少し楽しみになりそうです。