笑顔エフェクト
7月から導入される新紙幣の画像を見ていたら、肖像画の3人が揃って「への字口」でした。あれ? と思って歴代紙幣を見返してみたら、口角は見事に下向きばかり。偽造防止に何か役立つんでしょうか?
試しに世界のお札も検索してみたところ、真面目な表情はしていても口角はキュッと上がっているものが多数。もちろん仏頂面の殿方もいたりするんです。でもそんな場合も、この表情がいちばん“この人らしい”と認識されていたんだろうなと想像される仕上がり。つまり、個性としての仏頂面なんだろうなと。
しかめ面が個性と言って思い浮かぶのは、フランス女優のジャンヌ・モロー。とびっきりのへの字口がデフォルトでしたが、それでなお素敵と思える唯一無二の女性像でした。破顔一笑した時の可愛らしさとのギャップが、また人を惹きつけるんですよね。
と、覚悟の上であえてのマイナスプロデュースをする気ならいざ知らず、普通に暮らす我々一般人の口角は上がっていた方が断然いいと思います。
実は、無表情のまま口角だけを上げるのって至難の技。口角を上げると、筋肉の連動で下まぶたが押し上げられて、自然と目元も笑顔っぽくなってしまう。さらに、表情を笑顔にすると、お腹の底がほのかにくすぐったくなる感じ(笑う時の腹筋が震える感じ)も。
騙されやすいと有名な私たちの脳。そのうっかり加減を利用して、表情ひとつをきっかけに気持ちを楽しく引き上げられるなら結構なことではありませんか。
ささ、鏡の前に移動して。口角をキュッと上げてみてください。
※口角は、横に引っ張るのではなく、上に向ける意識が大切です。
試しに世界のお札も検索してみたところ、真面目な表情はしていても口角はキュッと上がっているものが多数。もちろん仏頂面の殿方もいたりするんです。でもそんな場合も、この表情がいちばん“この人らしい”と認識されていたんだろうなと想像される仕上がり。つまり、個性としての仏頂面なんだろうなと。
しかめ面が個性と言って思い浮かぶのは、フランス女優のジャンヌ・モロー。とびっきりのへの字口がデフォルトでしたが、それでなお素敵と思える唯一無二の女性像でした。破顔一笑した時の可愛らしさとのギャップが、また人を惹きつけるんですよね。
と、覚悟の上であえてのマイナスプロデュースをする気ならいざ知らず、普通に暮らす我々一般人の口角は上がっていた方が断然いいと思います。
実は、無表情のまま口角だけを上げるのって至難の技。口角を上げると、筋肉の連動で下まぶたが押し上げられて、自然と目元も笑顔っぽくなってしまう。さらに、表情を笑顔にすると、お腹の底がほのかにくすぐったくなる感じ(笑う時の腹筋が震える感じ)も。
騙されやすいと有名な私たちの脳。そのうっかり加減を利用して、表情ひとつをきっかけに気持ちを楽しく引き上げられるなら結構なことではありませんか。
ささ、鏡の前に移動して。口角をキュッと上げてみてください。
※口角は、横に引っ張るのではなく、上に向ける意識が大切です。